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全自動空気解凍庫フレッシュデフロスター
店頭販売のように当日販売量の見込を間違え生鮮品のストック量が不足 したり、余ったりした経験は有りませんか?
また解凍が進み過ぎて使い 物に成らなくなったり解けなくて間に合わなかった経験はないですか?
他にも春夏秋冬・天気等で解凍の仕方を変える等々・・・・・
運や勘に頼って作業して居られませんでしょうか?
こんな問題を一挙に解決するのがフレッシュデフロスターシステムです!

肉・魚介類冷凍品の解凍の決定版!
自然解凍の場合 フレッシュデフロスターの場合
●夏冬で解凍時間が変わる
●置き方で解け具合が変わる
●解凍のばらつきが大きい
●季節や担当者、天候に関係なく解凍状態が常に一定です
●休み明けの解凍予約も可能です。
▲解凍しすぎて腐敗が始まる
▲解凍出来てない場合は作業できない
★解凍準備の早朝や休日出勤が不要
★解凍後にチルド保存されるので、腐敗が進行しない。
★作業しやすい固さに調整して解凍できる


設置例:FD制御ユニット+オゾナイザー

設置例:FDユニット冷蔵庫

設置例:水産物解凍中
フレッシュデフロスター(FD)は精密な庫内温度制御システム・庫内高湿度維持システム・庫内オゾン殺菌システム等をコントロールし、庫内は遠赤外線作用・マイナスイオン作用を応用した鮮度保持システムに 自動解凍制御機能をプラスした画期的な商品で、今までになかった魚介類・肉・野菜・果物の鮮度維持・ 冷凍品の解凍が実現しました。
解凍ミスはそのまま歩留まりの悪化につながります、作業者の方の負担軽減など見えないコストは意外と多いものです、品質向上や歩留り改善をお考えなら、全自動空気解凍装置フレッシュデフロスターをご検討ください。
当社のフレッシュデフロスターは全自動で空気解凍できる装置です。
一般に行われている流水解凍では1tの冷凍ブロックを解凍するために10tの流水が必要となり、水道代や下水道代、排水処理への影響もある上、品質的には吸水したブヨブヨの質感であったりドリップが多いため歩留りが今ひとつで有ったりするわけですが、かと言って、空気解凍では、常温ですと解けすぎたり、冷蔵庫内ですと時間が掛りすぎて急な注文に応じることが出来なかったりするうえ、空気焼けによる変色等の心配も出てきます。
フレッシュデフロスターは、冷凍ブロックの温度を直接測定することで解けすぎや、解凍不十分と言ったロットのバラツキを抑え『溶け頃』の状態で出庫できます。もちろん、夕方入庫して、翌朝には冷蔵温度でスタンバイしていますので、朝一番の解凍状態と夕方の作業終了時の製品の解凍状態とバラツキのない品質をキープできる上、前日までの注文であれば、臨機応変に対応できます。
心配される空気焼けも加湿により防止できますし、オゾンを流すことで菌の増加も防止できます。歩留りは流水解凍との比較では3〜5%程度は向上しています。
水産物や食肉等へ実績を有しておりますので、単価の高い高品質な製品作りを目指す場合、ぜひ、ご検討願います。
昨今の食品の流通機構の発達には目覚ましいものが有り、コールドチェーンの普及によって旬の食品を年間を通して求めることが可能となっております。
消費者の需要に安定した供給を対応可能とすることで価格的にも一定化を図れ、品質・衛生面においても安心感の高い冷凍食品は私たちの食文化から切り離せない存在となっております。

しかし凍結技術については確立された感も有りますが、解凍技術については各社が思い思いの方法で処理を行っているため出来上がった商品の品質は各社の処理法により格差が生じていると言わざるを得ません。
当社の解凍庫は価格・省力化・品質・維持費と4拍子そろったバランスの採れた理想的な方法で従来の解凍法の欠点を補った業務用に適した装置です。
当社のフレッシュ・デフロスター(FD)は従来の解凍法の欠点を補った全自動解凍庫で、次の主要機器を連動させて解凍処理します。
構成
●解凍庫 プレハブ式ユニット冷凍庫採用、1日当たりの処理量から坪数を決定します。
●解凍棚 冷凍ブロックの解凍棚は固定棚に専用コンテナーを並べる方式と専用の解凍ラックに冷凍ブロックを並べて庫内に持ち込む方法と大きく2通りに分かれますが、お客様のご予算・冷凍ブロックの寸法・種類等に併せてご相談の上、仕様を決定致します。
●遠赤外線ヒーター 効率良く庫内を温め、同時に庫内湿度(水)を活性化させて解凍促進させます。
●トリプルセンサー 庫内温度・商材表面温度・商材芯温度を高精度・耐久性有る専用のセンサーで同時測定し商材の解凍状態を正確に把握、適正状態で解凍出来ます。
●加湿装置 庫内湿度を飽和状態付近に維持することで商材の解凍中の乾きや空気酸化を防止致します。
●オゾン発生機 とかく不潔になりがちな庫内環境を殺菌・脱臭しクリーンな状態を維持すると同時に、商材表面の菌の増殖も防止出来ます。
●遠赤外線セラミック 遠赤外線セラミックを湿度(水)の活性化に利用して、商材の解凍を促進することでブロック表面と中心部の温度差を少なくします。
●集中制御盤 各機器類の連動化・自動化を司る心臓部で、ディスプレイパネルにより、庫内の解凍処理の進行状態を正確に確認出来ます。万一に備えて商材の品質低下を防ぐ安全機能付き。
処理フロー
FD方式は解凍状態に応じてキメ細かい4段階処理を自動的に行い、次のように設定が変化します。

(上図の時間や温度の対比はわかりやすいよう表示しています)
●STAGE-1 急速解凍処理 ブロック表面が解凍状態に近づいたらSTAGE2へ自動切り替え
●STAGE-2 緩慢解凍処理 ブロック中心が解凍状態に近づいたら解凍終了しSTAGE3へ切り替え
●STAGE-3 締め処理 ここで表面温度を一度冷却処理することで中心部との温度差を無くし、均一化すると同時に身を引き締めてドリップ流出を防止します。
●STAGE-4 冷蔵保管 解凍完了品を出庫までチルド保存で待機致します。
※設定温度は商材の種類、目標とする解凍時間、目標とする解凍状態に応じて設定変更致します。
・FDシステムの動作は商品を0.1℃ステップの高精度センサーでサン プリングしながら商品の温度を上げずに解凍を進めるものです
特徴
●歩留まり高く高鮮度・高品質です!
解凍の主流である水解凍・温水解凍は短時間で解凍出来る利点が有りますが、解凍中にドリップや旨みが逃げてパサついたり、逆に水を吸って白くなったりと品質を損なうことも多く、解凍促進のためのエアレーションも無理に商材を引き離すために身が崩れたり皮が剥げたりと品質・歩留まりの低下を招くことが多々有ります。
おまけにシラス・冷凍カキ・冷凍ウニ等、水の使用を嫌う商材も多く有ります、FD方式の場合、高湿度下で解凍するため変色の心配も無く、低温下での緩慢解凍であるためドリップは肉組織に再吸収されますので歩留まりも自然解凍に較べ15%以上の向上を望めます。短時間解凍にありがちな表面と中心部の解けムラによる品質の劣化も当社独自の締め処理で解決出来ます。
●短時間解凍です!
従来の冷蔵庫解凍では、品質的に優れていても解凍に数時間を要し、そのための設置スペースの問題や、急な注文への対応が出来ない等、時間的問題がネックとされてきました。
当社のFD方式は、低温・高湿度・高速気流の風を利用して解凍します。一定の熱エネルギーを持った湿度(水)が効率良く冷凍品の潜熱を奪うため、夕方解凍開始→翌朝仕上り、又は朝解凍開始→翌朝解凍終了の12時間・24時間解凍ですから日常の作業工程に全く支障無く、1日分を一気に解凍致します。
●ランニングコストも格安です!
FD方式はマイコン制御で冷凍機とヒーターの運転出力を最適な状態にオートチューニングするため電気代も経済的な省エネタイプです。
解凍には加湿に僅かの水を使用するだけで、流水解凍と較べて工場全体の使用量は1/5〜1/10程度で済んでしまいます。水道代の節約差だけで設備費の償却も十分可能です。当然、使用水量が激減するため排水処理の間題も解消されますので導入により生産コストの大幅改善を図れます。
例:某ユーザーでは10tonの商材を流水解凍するのに600ton/日の水道代を支払っていましたか、FD方式に切り替えて80ton/日まで節水に成功しました
●仕上りが均一です!
最も簡便な自然解凍では四季による気温の変化で解凍が異なり、解け過ぎたり2〜3日も掛かったりと品質への影響が大きく、水解凍でも水温変化による品質の差は現れます、FD方式の場合、冷凍ブロックの表面と芯部に温度センサーを直接設置するために量による解凍具合の変化も無く商材の解凍状態に応じたリニアーな処理を可能とし、年間を通して一定の品質を維持出来ます。
●衛生的・菌数増加も心配無用です!
自然解凍・高温解凍では解凍中の菌の増殖が著しく、高湿度解凍では庫内が不潔な環境になりますし、最近の水解凍機はヒーター加温するタイプが多いため水の入替えが少なく、水中細菌の増加が促進されて商材の2次汚染が問題視されています、FD方式は低温度下での解凍であるため解凍中の菌の増殖は抑制されますし、オゾンで常時殺菌するために長期の連続使用に関わらず匂いの無い衛生的環境が維持出来るため安心して作業にかかれ、出荷後の製品菌数も従来より低いレベルで流通出来ます。
●省力的で手間いらずです!
FD方式は全てのフローを集中制御盤にて自動制御するため、庫内に商材をセットすれば後は機械におまかせです。
解凍状態はディスプレーパネルでわかり易く表示するため、庫内の商品を確認する必要はまったくなく、安心して機械に任せておけば良いのです。作業人員も商材の出し入れ時に数人を要するだけで従来の解凍作業の1/3程度の人件費で済む省カタイプです。
もちろん、休日もセット時間に自動解凍しますから休日出勤等の時間外労働から解消されます。
●1台何役・多目的な解凍庫です!
FD解凍庫は冷凍・冷蔵状態から解凍を開始し、終了時にお好みの温度で保管しますので移し替えの必要も有りません。
未使用時には通常の冷蔵庫・冷凍庫にも使用出来、製品・器具のオゾン殺菌庫にも利用出来ますし高湿度保管も出来るため野菜蘇生庫としても威力を発揮します。用途や商材の種類を問わぬ、まさにオールマイティーな万能庫と言えます。
こんなに汚れている!!解凍水槽

(写真は水産加工場の物です)

某食肉加工場の細菌数の例
サンプリング場所 一般生菌数(ヶ) 乳酸菌数(ヶ) 大腸菌群数(ヶ)
解凍槽水 310000 670 5100
塩漬槽(木製) 8400000 620 94000
塩漬槽(プラスチック製) 210000 14 110
水解凍もロットが重なったり換水率が低い場合はこんなに菌で汚染されてしまいます、水からの2次汚染でみすみす製品菌数を上げて商品価値を落とす事もけして少なくありません。

他の解凍法との比較

某食肉加工場での実測データー
比較項目 FD解凍 テンパリング解凍 FDの優位点
処理時間 12時間 12時間 同等
外観 色調・弾力とも良好 表面が褐変しバサバサした肉質 外観の大幅改善
歩留まり(%) 約98% 約93% 約5%の向上
菌数(個/g) 10000 10000000 1/1,000に低下
備考)
商材はカナダ産の豚ロースの12kgブロツク(660/300/150)を6検体処理した。データーは平均値とした。
テンパリンク解凍は次亜塩素を添加した水槽でエアレーションしながら適度に加温して解凍したもの。


導入例
[某市 Sミート株式会社 食肉に利用]
以前は解凍後、スライス後はドリップが出るまで予冷してから
パックしてたんだけど数時間で変色するから早朝6時から作業を 始めないといけなくて大変でした。
FDを使ってからは解凍時にスライスし易い温度になるようセッ ト出来るし前日に加工しておいて当日はパックするだけで済むから 普通出勤だけで済むようになり作業効率が良くなりや人件費も節約 できるし、熟成時間を取れるから肉の味も向上して評判も上々! おかげで以前より高値で売れるし値引き販売も減りました。
[某市 K水産株式会社 水産物に利用]
以前は冷凍品の解凍は解凍の状態がまちまちだし、解凍後の変質 も早く、急いで作業する必要が有り、売残った物は値引きしてさば かなくてはならず相当な商品ロスが有りました。 FDを使ってからは加工し易い状態で解凍出来るし、加工後もF Dで鮮度保持出来るから集中して加工・パックができ、作業性が向 上、時間にしばられずに済みます。 何よりいつでも新鮮な状態で販売でき、タイミングを逃しません!

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